【2022年】新規事業やスタートアップの立ち上げに役立つアイデア 9選
2022年以降、これから大きく成長する新規事業・ビジネスはどのようなものがあるでしょうか。
ここでは、新規事業のアイデアを9選としてピックアップします。
NFTコマース用のローコードプラットフォーム
NFT(Non-Fungible Token)は日本では非代替性トークンと呼ばれており、コピーができないデジタル資産をとして注目を集めています。ユーザーが作成・購入したデジタル資産を売買するローコードプラットフォームはニーズが増していきますが、現状抜けたサービスはありません。これはこれまでのサービスであれば、自分のECを立ち上げるBASEやスキルを販売するココナラのようなもののNFTバージョンと考えればいいでしょう。
▼NFTについては以下の記事に詳しく解説されています。
コミュニケーションツール統合SaaS
社内チャットツールのslackや顧客管理のzendesk、営業管理のSalesforceといった複数のsaasサービスを使う企業が増えてきました。そこで発生する問題の一つであるデータ連携については、統合するツールが出てきています。しかしコミュニケーションに関しては、個々のツール内で入力・参照をする必要があるためシームレスなツールのニーズが高まっています。例えばコミュニケーション(及び入力作業)に関してはslackに統合すれば仕事の効率を向上させることが出来ます。
オンライン臨床・パーソナライズシステム
日本においてもオンライン診療が全面解禁されましたが、その海外と比して進展は早くありません。単純なオンライン化だけではなく、臨床医の診察や意思決定をサポートするAIによる解析を付加することや、診察時間の最適化等のパーソナライズを行い、医師・患者共にオンラインであるメリットを活かすシステムが求められてきます。
▼参考:「アナログ規制撤廃でオンライン診療がようやく全面解禁へ、それでも残る課題とは」(日経クロステック)
アプリベース洗濯サービス
首都圏人口は増加しており、それに伴いコインランドリーの需要も増加しています。しかし利用者アも都度コインランドリーへ持ち込むことはかなりの手間が発生しているため、アプリで洗濯依頼→集荷→洗濯・返却、というステップでその問題を解決するビジネスがあり得ます。海外においてもクリーニングはこのスキームが進みだしています。
▼参考:「想定売上「月86万円」程度だが…「コインランドリー経営」はどれだけ儲かるのか?」(幻冬舎ゴールドオンライン)
小型モビリティ共有プラットフォーム
キックボードの公道走行が可能になり、都心では20-30代を中心としたユーザーが増えてきています。シェアリングエコノミーの一つとして、個人が所有するキックボードや自転車、スクーターといった小型モビリティの共有サービスがユーザーが増えてくる可能性があります。
▼参考:「【モビリティトレンド2022】21年は日本で“電動キックボードの年“に、来年以降は“脱クルマ社会“が世界で進む」(DIAMOND SIGNAL)
職業・趣味オリエンテッドのカスタムフード
海外においてはゲーマー向けの食品(短時間で高タンパクが摂れる)が発売され人気が出ているように、職業や趣味に主眼をおいた専用の食品が今後拡大する可能性があります。
暗号資産会計ソフトウェア
暗号資産を用いて決済できる店舗や企業が増えてきています。最終的には個人であれ企業であれ会計に繋げる必要があるため、暗号資産を取り扱うことができるソフトウェアが求められています。
▼参考:「英「暗号資産の世界ハブに」 王立造幣局がNFT作成へ」(日本経済新聞)
弁護士マッチングサービス
人身事故や何かの当事者になった場合、弁護士を雇う必要があるケースがあります。このような場合にAIで事象を判断し、適切な弁護士へマッチングを行います。常に利用するサービスではないため、保険の包含サービスとして提供されることがビジネスとしては望ましいでしょう。
B2B向けメタバース体験構築プラットフォーム
メタバースをB2Bで利用する場合、1企業ごとに環境を構築するのは効率的ではありません。現在利用が進んでいるメタバースでのミーティングなどは、これまでのコミュニケーションツール(slack、teams、chatwork)の事例を考えると、企業間で同じプラットフォームを利用することが望ましく、先行者優位も確立できます。
▼参考:「メタバースを冷笑する人たちの「3つの誤解」、革命の本質は“インターネットの3次元化”」(DIAMOND SIGNAL)
メタバースについては以下をご参考ください。
まとめ
今回は2022年に成長が期待できるビジネスアイデアをピックアップしてみました。挙げたアイデアをそのまま実行、というよりは、「自社のビジネスで考えてみると別の事業が可能だ」といったアイデアのきっかけになればと考えています。別記事ではアイデア発想法も書いていますのでそちらも参考にしてください。
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参考文献とおすすめ記事
▼参考:「40 Startup Ideas to Try in 2022」(nerdwallet)
▼参考:「Is Your Pitch as Great as Your Idea?」(Harvard Business Review)